熱中症は夏だけじゃない
注意が必要な時季とタイミング
熱中症コラム
年々暑くなっている日本列島。夏の猛暑日や熱帯夜は当たり前となり、近年は40℃を超えるような日もでてきました。
体温よりも高い気温になる日が増えていますが、それに伴って、熱中症のリスクも上がっています。熱中症によって病院に搬送された件数をみると、夏場である7月や8月が最も多いですが、 熱中症自体は梅雨入り前の5月から発生しています。
特に熱中症になりやすい時季は
- 1暑くなりはじめ
- 2梅雨の晴れ間
- 3盛夏
タイミングとしては
- 1急に暑くなる日
- 2熱帯夜の翌日
- 3梅雨明け後の晴れた日
中でも5月は真夏に比べるとそれほど暑くなく、湿度も低いため、油断しがち。
日がだいぶ伸びてきて、すがすがしい陽気に屋外で過ごすことも増えてきますが、そういう時こそ注意が必要です。
まだ 暑さに慣れていない時季でもあるため、急に気温が上がると体が適応できず、熱中症になりやすくなります。
出典:「熱中症による救急搬送状況(週別推移)」令和5年(消防庁)
夏になる前から気温が30°Cくらいまで上がる日もありますので、無理はせず、意識的に水分補給をするようにしましょう。
- 多胡 安那株式会社ウェザーマップ
- 気象予報士・熱中症予防管理者(指導員)