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マスク着用時は熱中症のリスク大
換気時の冷房は設定温度に注意?
熱中症コラム
暑い時季にマスクをして過ごす場合、いつも以上に熱中症への対策が必要です。
マスクを着用すると熱がこもりやすく、体感温度が上昇しやすくなります。
さらにマスク着用時は顔周りに湿気を感じるため、喉の渇きを感じにくく、またマスクの脱衣が面倒に感じることもあり、水分補給を忘れがちです。
高温多湿の環境におけるマスクの着用は熱中症のリスクが高くなりますので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
そして、暑い日には適切にエアコンを活用することが大切ですが、一般的な家庭用エアコンは空気を循環させるだけで換気を行っていません。
感染予防のためには冷房時でも窓を開けるなど換気を行う必要がありますが、その場合、換気により室内温度が高くなることもあります。
換気により室内温度が高くなるので注意
環境省では、冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる取組み「COOLBIZ」を推進していますが、冷房の設定温度を28℃にしても、必ずしも室内が28℃になるとは限りません。
換気によって室温が上がる場合には、エアコンの温度設定を下げるなど、調整が必要です。
- 多胡 安那株式会社ウェザーマップ
- 気象予報士・熱中症予防管理者(指導員)