季節を表す「二十四節気」
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。
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二十四節気 - 2月19日ごろ
二十四節気の「雨水(うすい)」は、空から降るものが雪から雨に変わり、積もった雪や氷が解けて水になるころです。暦の上では冬から春への分かれ目で、農耕の準備を始める目安ともされてきました。
◇気候の特徴
雨水のころは、暖かさと寒さが交互に訪れる「三寒四温」の時期でもあります。
この時期、花屋の店頭にはヒヤシンスが並び始めます。紫やピンク、白などその色も豊富で、甘い香りとともに春の訪れを知らせてくれます。
ヒヤシンスは江戸時代末期に日本へ渡来し、当時は「ヒヤシント」と呼ばれていたという記録があります。その後、明治時代にはその音を模して「飛信子」や「風信子」といった漢字が当てられていたそうです。

◇季節のイベント
ひな祭りは、平安時代の「流し雛」の風習に由来するといわれます。紙や藁で作った人形に自分の厄を移し、川や海に流して清める行事が始まりでした。そのため、水が豊かになる雨水の時期にひな人形を飾ることで、厄を遠ざけ良縁を招くといわれています。
また、ひな祭りで供える菱餅には三色(赤・白・緑)が用いられることが一般的で、それぞれに春の訪れや子どもの健やかな成長を願う思いが込められているといわれます。
・赤 ... 桃の花を表し、魔除けや厄を払う色
・白 ... 雪や純粋さ、清らかさを表す色
・緑 ... 草や新芽を象徴し、健康や長寿を祈る色
また、この三色を重ねることで、「雪の下から新芽が芽吹き、花が咲く」春の自然の情景を表しているとも伝えられています。

ひな人形を片づけるのによいとされる時期は地域によって異なります。ある地域では二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」まで、別の地域では「清明(せいめい)」までがよいとされています。
ただ実際には、ひな人形は一年のほとんどをしまっているもの。日にちにあまりこだわりすぎず、湿気の少ない晴れた日に片づけるのがおすすめです。
◇旬の食べ物
雨水のころになると、春を感じる山菜が顔を出し始めます。フキノトウやタラの芽、ワラビといった山菜は、この時期ならではの味覚。天ぷらやふき味噌、酢味噌あえなど、独特のほろ苦さは春を告げる味として昔から親しまれてきました。

果樹や花木も芽吹き始め、梅の花の名所では見ごろを迎えます。河津桜の開花便りも届き始め、いよいよ春の準備が進む季節です。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。