季節を表す「二十四節気」
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。
お天気コラム>啓蟄
二十四節気 - 3月5日ごろ
二十四節気の一つ、「啓蟄(けいちつ)」は少し難しい漢字を使いますが、「蟄」は虫などが冬に地中に隠れていることを意味します。冬の間隠れていた生き物が春の訪れに、扉を啓(ひら)いて地上に出てくる頃をさしているそうです。春の足音はすぐそこまで近づいています。
他の国でもこの季節を捉える似たような話があります。アメリカの農事暦によれば、3月の満月を「ワームムーン」と呼ぶそうです。ワームはミミズなどの虫を意味する言葉で、ワームムーンは啓蟄と同じように、暖かくなって虫たちが地上に出てくる頃を言い表しています。
この呼び名は、アメリカの先住民が各月の満月に固有の名前を付けて季節を表現していたことに由来します。他にも、6月の満月を収穫期のイチゴにちなんで「ストロベリームーン」、8月の満月をチョウザメの漁期に由来する「スタージェンムーン」と呼んだりするそうです。
月にはウサギだけでなく、虫も暮らしているかも? 満月の夜、時間を見つけて夜空を見上げてみてくださいね。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。