季節を表す「二十四節気」
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。
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二十四節気 - 10月23日ごろ
二十四節気の「霜降(そうこう)」は文字通り「霜が降りるころ」です。10月下旬に差し掛かると、日中は暖かいものの、朝晩は冷え込む日が増えてきます。北海道や東北地方からは、そろそろ初霜の便りも届き始めます。
農業においては、霜は大敵です。「霜害」という現象によって、一晩で作物がダメになってしまうこともあるそうです。実際には、霜そのものよりも、地表近くの気温が氷点下まで下がり植物の細胞内の水分が凍って細胞が壊れることが、霜害の主な原因とされています。
ところが、白菜やほうれん草、小松菜などの葉物野菜のなかには、霜が降りても収穫可能で、甘さがさらに増すものもあります。これらの野菜には、気温が下がると細胞内の水分を減らし、糖分の濃度を高める仕組みがあるそうです。そして糖分の多い液体は0℃以下でも凍りにくいため、細胞が壊れず作物が傷まないのだとか。
秋から冬にかけて旬を迎え、霜が降りると甘みが増す小松菜のレシピをご紹介します。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。