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寒露 かんろ

二十四節気 - 10月8日ごろ

二十四節気の「寒露(かんろ)」は、秋がいよいよ深まる頃。朝晩の冷え込みとともに、草花の先で光る透明な露を見ることが増えてきます。

「天高く馬肥ゆる秋」というように、秋は他の季節に比べて空が高く感じられます。これは、この時期の空気はチリや水蒸気が少なく透明度が高いので、上空までよく見通すことができるためです。
また、この季節には、うろこ雲(巻積雲)のように高い位置に発生する雲がよく見られるため、より空が高くなったように見えます。

◆季節との関わり
夏の間、大音量で鳴いていたセミの声が少なくなり、かわりにコオロギやスズムシなど、秋の虫が鳴く声が聞こえるようになります。中でも「鳴く虫の王」とも言われるスズムシは、鈴を鳴らしたような美しい声で鳴くことから人気が高いです。

そのスズムシの鳴き方に違いがあることをご存じでしょうか。スズムシはオスだけが鳴き、メスへのアピール(誘い鳴き)と縄張りの主張(本鳴き)では鳴き方が変わります。メスが近いと「リーン、リーン」と力強く、いない時は「リー、リー」と控えめに鳴きます。

街中でスズムシの声を聞くことは難しくなりましたが、京都・嵐山の華厳寺(通称「鈴虫寺」)では、一年を通してスズムシを飼育しており、季節を問わず澄んだ音色を楽しめます。興味のある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

◆季節の食べ物
寒露の頃に旬を迎えるサトイモを使った「芋煮会」が開かれるのも、この時期です。芋煮会の発祥の地と言われる山形県では、秋になると河川敷やアウトドア施設などで家族や友人どうしによる「芋煮会」が盛んに行われます。

ひとくちに芋煮といっても、地域によって具材や味付けはさまざまです。たとえば、全国有数の米所でもある庄内地方では、みそ味で具材には豚肉を使います。お隣の宮城県や福島県でも、使用する野菜やレシピはそれぞれ異なるものの、芋煮といえばみそと豚肉を使うことが多いようです。

一方、内陸の山形市などでは醤油味で牛肉を使うため、すき焼きに似た風味になります。巨大な鍋と重機を使って一度に数万食も調理することで毎年話題になる「日本一の芋煮会フェスティバル」も、この味付けです。

現地で芋煮会に参加できれば一番ですが、なかなかそうもいかないという方のために、ここでは2種類の芋煮のレシピをご紹介します。ぜひいろいろと食べ比べて、お気に入りの味を見つけてみてください。

  

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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