季節を表す「二十四節気」
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。
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二十四節気 - 9月23日ごろ
二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」は、「春分」と同様に昼と夜の長さがほぼ等しい日とされていますが、実際は昼の方がわずかに長いことが知られています。秋分の日を過ぎると、少しずつ夜の時間の方が長くなっていきます。
秋は「実りの秋」と言われ、穀物や果物が収穫の時期を、そしてさまざまな食材が旬を迎えます。「秋の味覚」「食欲の秋」という言葉もよく耳にしますね。
たとえば魚は、鰍(いなだ)、秋鮭(あきさけ)、秋鯖(あきさば)など、名前に「秋」がつくものが多く見られます。これらはその名の通り、秋に旬を迎えます。なかでも代表的なのは、秋刀魚(さんま)。この季節は産卵前で脂がたっぷりと乗っており、そのおいしさは格別です。
また、「春」の字が入っている鰆(さわら)は、その名から春が旬と思われがちですが、実は秋も旬の時期であることをご存じですか? 秋から冬にかけて獲れる鰆は脂が乗っていて、寒鰆(かんざわら、かんさわら)と呼ばれ親しまれています。
おいしいものが豊富にそろう季節でもある秋に、旬の食材をぜひ味わってみてください。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。