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秋分 しゅうぶん

二十四節気 - 9月23日ごろ

二十四節気の「秋分」は、春分と並んで昼と夜の長さがほぼ同じになるとされる日ですが、実際には昼の方がわずかに長くなります。この日を境に昼の時間が徐々に短くなり、季節は秋本番へと移り変わっていきます。

◇由来
秋分の日は、古代から農業に深く関わる日として重要視されてきました。農作物の収穫が本格化するこの時期に、古代の人々は自然の恵みに感謝し豊作を祈願する行事を行っていました。また、秋分の日は国民の祝日で「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として制定されています。

◇季節のイベント
秋分の日は、仏教に由来するとされる「彼岸」の中日にあたります。彼岸とは、「この世」と「あの世」が最も近づくとされる期間で、春分・秋分を中心とした各7日間を指します。この時期には、多くの家庭でお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたりと、先祖を敬う習慣が受け継がれています。

お彼岸の時期に欠かせないのが「おはぎ」。春には「ぼたもち」、秋には「おはぎ」と呼び分けられていますが、その由来には諸説あります。なかでもよく知られているのが、それぞれ「牡丹(ぼたん)」「萩(はぎ)」という季節の花にちなんだという説です。
地域によっては、あんこだけでなく、きな粉や地元ならではの食材を使ったおはぎもあるようです。みなさんのご家庭ではどんなおはぎを食べますか?

◇旬の食べ物
秋が深まるにつれて、果物や野菜の収穫が本格化し、「実りの秋」と呼ばれる季節を迎えます。秋分の頃には、さまざまな秋の味覚が店頭に並び始めます。
新米、栗や柿、ぶどう、梨、サツマイモといった果物や野菜が旬を迎えるこの時期は、まさに自然の恵みが感じられる季節です。この時季が農作物の収穫期として昔から大切にされてきたことも、「実りの秋」という言葉に込められています。

さらに、魚も秋ならではの味覚が豊富になります。「秋鮭(あきざけ)」「秋鯖(あきさば)」といった、名前に「秋」がつく魚に加え、代表的なのが秋刀魚(さんま)です。この時期のさんまは脂がたっぷり乗っており、焼くだけでごちそうになります。
また、「春」の字が入っていることから春の魚と思われがちな鰆(さわら)も、実は秋から冬にかけて脂がのり、「寒鰆(かんざわら)」として親しまれています。

秋分を過ぎても日中は暑さが残る日もありますが、朝晩は気温が下がる日も出てきます。この時期から、急な気温変化に備えて少しずつ秋物を準備しておくと安心です。

季節がゆるやかに移り変わるこの時期、夜の時間をどう過ごすかも秋の楽しみのひとつ。 秋の夜長を活用し、星空を眺めたり、読書や趣味の時間を楽しんだり、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

  

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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