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白露 はくろ

二十四節気 - 9月7日ごろ

二十四節気の「白露(はくろ)」は、秋の気配が濃くなり、朝方に露(つゆ)が降りるころ、という意味です。露とは、大気中の水蒸気が冷えて草木などに付着した水分のことを指します。夜間に晴れた日は、放射冷却の影響で地面が冷え、露が降りやすくなります。
日中はまだ暑さを感じますが、朝夕は涼しくなり、肌寒さを感じる日も増えてきます。

また、野山を歩くと、「秋の七草」が目に入るようになります。秋の七草とは、萩(はぎ)・桔梗(ききょう)・葛(くず)・藤袴(ふじばかま)・女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)・撫子(なでしこ)の7つの花々を指します。春の七草の「せり・なずな...」と同じように、七五調でリズムで覚えやすいですね。

その中のひとつ、可憐なピンク色の花を咲かせる撫子は「大和撫子(やまとなでしこ)」とも呼ばれ、この別名は美しく凜とした日本の女性を称賛する言葉としても使われます。
秋の七草の一つではありますが、その開花期間は長く、春から秋にかけて見ることができます。花屋さんや公園などで撫子を見かけたら、ぜひその姿をじっくりと観察してみてください。

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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