季節を表す「二十四節気」
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。
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二十四節気 - 11月7日ごろ
二十四節気の「立冬(りっとう)」は「冬の始まり」を意味し、この頃から朝晩がぐっと冷え、冬の気配が感じられるようになります。
◆季節との関わり この時期に吹く強い北風のことを「木枯らし」と呼びます。気象庁の説明では、木枯らしとは「晩秋から初冬にかけて吹く、北よりの(やや)強い風」とされています。 天気予報などで耳にする「木枯らし1号」とは、そのシーズンに吹いた最初の木枯らしのことです。気象庁では、「西高東低の冬型気圧配置」のときに、東京地方または近畿地方で初めて毎秒8メートル以上の北寄りの風が吹くと、木枯らし1号が吹いたことを発表します。まさに冬の始まりを告げる風といえるでしょう。

一方、冬に入ったといっても寒い日ばかりではなく、日中に晴れて気温が高くなることもあります。そのような穏やかで暖かい陽気を「小春日和(こはるびより)」といいます。こちらも気象庁の説明を引くと、小春日和とは「晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天」とされています。名前に「春」とありますが、春の言葉ではありません。
◆旬の食べ物 立冬の頃は、さまざまな果物を美味しく食べられる季節ですが、なかでも柿はこの時期に最も甘く熟します。

古くから「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれます。これは、食べ物が不足して栄養失調になる人が多かった時代に、栄養が豊富な柿を食べて元気になる人が増えた結果、医者の出番が少なくなってしまう、という意味の言葉です。 とはいえ、栄養さえ採れば病気にならないわけではありません。むしろ冬の初めの時期は夜間の冷え込みが増し、風邪をひきやすくなります。体の冷えに注意し、体調を崩さないようにしましょう。
◆季節の行事 立冬の前後にあたる「旧暦10月(亥の月)の最初の亥の日」を「亥の子の日」と呼びます。平安の昔から、この日にはこたつなどの暖房器具を出すと良いとされてきました。これは、十二支の亥(いのしし)が火に強いとされ、亥の子の日にこたつ開きをすると火事を避けられるという言い伝えによるものです。

また、亥の子の日は収穫を祝い、健康や子孫繁栄を祈る日とされています。特に西日本では、この日に「亥の子餅」と呼ばれるお菓子を食べる習慣が残っています。亥の月、亥の日、亥の刻に無病息災を祈って食べるもので、紫式部の『源氏物語』にも登場します。
季節の行事を楽しみつつ、そろそろ本格的に冬支度を始めてみてはいかがでしょうか。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。