季節を表す「二十四節気」
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。
お天気コラム>小雪

二十四節気 - 11月22日ごろ
二十四節気の「小雪(しょうせつ)」は、「寒くなって雨が雪になる」頃を指します。暦の上では冬の始まりで、寒さも本格的になってきます。
◇由来
小雪は、中国の古代暦法に由来します。農耕社会では冬の準備を始める大切な節気とされ、日本でもこの時期を境に冬支度を整える習慣が根付いてきました。収穫を終えたあとは保存食を作ったり、家の手入れをしたりと、冬に向けた準備が行われていたのです。
◇自然の変化
小雪のころになると、日照時間が短くなり、寒さが増してきます。地域によっては初雪が観測されることもあり、木々は葉を落として冬枯れの風景が広がります。動物たちも冬眠に備え、食料を蓄え始めます。

冬を彩る花といえば、シクラメン。きれいな見た目に似合わず、「ブタノマンジュウ」という意外な別名を持っています。これは、ブタがシクラメンの球根を掘り出して食べてしまうことから、英国で「sow bread(ブタのパン)」と名付けられたことに由来します。その名前が日本に伝わる際に、「ブタのまんじゅう」と翻訳されました。
そして、シクラメンにはもう一つ「カガリビバナ(かがり火花)」という美しい別名もあります。炎のように花が咲く姿を思い浮かべると、こちらの方がしっくりくるかもしれません。2つの別名を知った上でシクラメンの花を見ると、また違った視点で楽しめそうです。

◇旬の食べ物
小雪の頃は、白菜、大根、カブなどの冬野菜が旬を迎えます。これらの野菜は、寒さで甘みを増し、栄養価も高まります。白菜は鍋料理、大根は煮物やおでんに使われることも多く、柔らかく煮込むことで甘みが際立ちます。カブは漬物にするとシャキシャキとした食感が楽しめます。
魚では、鰤(ぶり)や鱈(たら)が旬を迎えます。脂がのった鰤は刺身や照り焼き、鱈は鍋料理やフライなどで、その味わいを楽しめます。冬野菜を組み合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
果物では柚子が旬を迎えます。料理に爽やかな香りや風味を加えるだけでなく、柚子茶にすればビタミンCたっぷりで風邪予防にもなるといわれています。

小雪の時期は、寒さと乾燥が進むため、加湿器を使用するなどして室内の湿度を保つことが大切です。また、 暖かい衣類や冬用の毛布や布団などを準備するなど、本格的な冬に向けて、少しずつ準備を整えていきたいですね。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。