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小寒 しょうかん

二十四節気 - 1月5日ごろ

二十四節気の「小寒(しょうかん)」は、年が明けてすぐの時期にあたり、寒さがいっそう増してくるころです。体を冷やさないようにして体調管理には十分ご注意ください。

◇季節との関わり

小寒から立春前日の節分までの期間は、一年で最も寒さが厳しいことから「寒(かん)の内」または「寒中」と呼ばれます。寒中見舞いはこの時期に出すのが一般的です。

小寒には寒の初日という意味で「寒太郎(かんたろう)」という別名があります。童謡の「北風小僧の寒太郎」は、タイトルも歌詞も小寒の時期に歌うのにピッタリの歌と言えそうです。

暦の上の寒太郎には兄弟がいて、小寒から4日目は「寒四郎(かんしろう)」、9日目は「寒九(かんく)」と呼ばれます。古くから寒四郎は麦の厄日とされ、この日に晴れるとその年は豊作、雨だと凶作になるという占いがあります。一方で、寒九の日は雨が降ると豊作になるとされているそうです。

また、寒九の日にくんだ水は「寒九の水」と呼ばれ、澄み切った水の冷たさから、くみ置きしても腐りにくく、薬と一緒に飲むと長寿のもとになるといわれています。

◇季節の花
寒の時期に見頃となる花がロウバイです。12月ごろから春にかけて、漢字で「蝋梅」と書くとおりに、ろう細工のごとく透き通るような黄色い花を咲かせます。

ロウバイの花

ロウバイは名前に「梅」の字が入っていて、各地の梅園に植えられていることも多いので、ウメの品種のように思われることが多いのですが、実は分類的にはウメの仲間ではありません。花の見た目が似ているウメやサクラよりも、モクレンなどに近い系統の植物とされています。

花は香りが強く、咲くと甘くてフルーティな芳香を遠くまで漂わせます。ロウバイの香りの香水も人気があるようです。

◇季節の行事
小寒の時期にあたる1月7日は「人日(じんじつ)の節句」です。3月3日の上巳(桃)の節句や5月5日の端午の節句などと並ぶ五節句のひとつで、一般的には七草がゆを食べる日として知られています。

ロウバイの花

七草がゆは、もともと平安時代の宮中行事「若菜摘み」に由来します。正月に野に出て、芽吹いた若草を摘み、その生命力をいただいて一年の無病息災を願う風習でした。旧暦の正月は立春の前後にあたるので、寒さの厳しい時期に春の兆しを先取りして、体調を整える意味が込められていたのですね。

毎日寒く、年末年始の疲れも出てくるころです。あたたかいおかゆを食べて、健康な1年を過ごせることを願いましょう。

  

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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