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立秋 りっしゅう

二十四節気 - 8月7日ごろ

二十四節気の「立秋(りっしゅう)」は、暦の上では秋の始まりです。といっても、実際にはまだ強い日差しが照りつけて、秋のイメージからはほど遠い「残暑」が続きます。

◇季節の特徴と注意点
立秋がある8月上旬のこの時季は、全国ほとんどの地域で日中の暑さがピークになります。湿度も高く、レジャーなどで屋外での活動が増えることもあり、熱中症による救急搬送者の数が増えるのもこの時期です。日中の暑い時間帯は外出を避けて、適切に冷房を使用したり、こまめに水分補給したりといった熱中症対策を心がけましょう。

 参考)熱中症情報(Yahoo!天気・災害)

◇季節の食べ物
8月の暑い時期にぴったりの果物といえばスイカではないでしょうか。スイカは甘くて美味しいだけでなく、食べると体を冷やす効果があると言われています。また、スイカの果肉部分は90%が水分ですから、よく冷やしたスイカを食べれば、熱中症の予防になりそうですね。

暑い時期といっても暦の上では秋なので、「スイカ」は俳句の世界では秋の季語とされています。他にも、食材としては夏野菜と言われる「トウモロコシ」や「枝豆」、「苦瓜(ゴーヤー)」なども秋の季語です。

ところで、スイカが「果物」なのか「野菜」なのかというのはよく話題になります。スーパーでは果物売り場に置かれているので果物のように思えますが、キュウリなどと同じウリ科の植物なので、野菜ということもできそうです。この点については省庁の定義も分かれていて、農林水産省では「野菜」、厚生労働省や文部科学省では「果物」と位置づけています。

それでは結局どちらなのかというと、「作るときには野菜、食べるときには果物」と考えたらよさそうです。

◇季節の行事
8月13日から16日までの期間は、先祖の霊を迎え供養する「お盆」の期間です。この風習は中国の仏教に由来し、お盆の初日には先祖の霊を迎えるための「迎え火」をたき、お盆が終わる日には先祖の霊を送る「送り火」をたく習慣があります。

お盆が8月以外に催される地域もあります。もともと江戸時代まではお盆は旧暦の7月15日を中心に催されていました。その後、明治時代になってからは、東京の一部では新暦でもそのまま7月15日ごろに催される一方、その他の多くの地域では日付を1カ月遅らせた新暦8月15日に「月遅れ盆」として催されるようになりました。また、沖縄では現在も旧暦の7月15日に催される地域もあるそうです。

お盆の期間中には、精霊棚やちょうちん、精霊馬などの「盆飾り」で先祖をもてなす風習があります。「精霊馬」は、キュウリやナスを使って作る馬や牛の形をした飾りで、先祖の霊がこの馬や牛に乗ってこの世とあの世を行き来するとされています。

地域や家族の伝統によってさまざまな種類の盆飾りがありますが、特に現代の精霊馬はより写実的な馬を作ったり、車や飛行機などにアレンジしてみたりと、個性豊かです。いろいろな精霊馬を参考にして、独自の精霊馬を作ってみてはいかがでしょうか。

  

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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