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穀雨 こくう

二十四節気 - 4月20日ごろ

二十四節気の「穀雨(こくう)」は、「穀物をうるおす春雨が降る」ころで、種まきや田植えの準備に適した時期とされています。また、春の節気の最後で、次の「立夏」から暦の上では夏がはじまります。

◇旬の食べ物
この頃は春の恵みが感じられる旬の食べ物が豊富な時期です。「夏も近づく八十八夜(はちじゅうはちや)」の茶摘み歌はご存知でしょうか? ここでいう「八十八夜」は、立春から数えて八十八日目に該当する夜のことで、穀雨の終わり頃に該当します。この頃に摘まれた新茶は品質が良いとされ、古くから大切にされてきました。
また、野菜ではそら豆が旬を迎えます。そら豆は「五月豆」とも呼ばれ、初夏を代表する味覚の一つ。ほくほくとした食感とほのかな甘みは、待ち遠しいこの季節ならではの楽しみと言えそうです。

◇七十二候「牡丹華」
二十四節気をさらに3つの期間に分けた「七十二候」では、4月30日〜5月4日頃を「牡丹華(ぼたんはなさく)」と言い、その名の通り、牡丹が咲き誇る時期です。牡丹は中国原産の花で、上品な香りと品格の漂う姿から、「花王」「百花王」「富貴草」などの別名があります。日本には奈良時代に中国から薬草として渡来し、江戸時代には庶民にも親しまれるようになったとか。やわらかな春の日差しの中で咲く牡丹の花は、どこか気持ちまで明るくしてくれますね。

◇藤の花も見ごろ
また、穀雨の時季には、九州から関東地方では藤の花が見ごろを迎えます。公園や街角の藤棚で、紫色の花が優美に揺れている様子を見かけることも多いのではないでしょうか。

藤はツル性の植物で、剪定(せんてい)して出たツルでカゴなどを作ることもできます。ツルで工芸品を作る植物としてよく知られているのは「籐(トウ)」です。どちらもツル性の植物で、字も似ているので混同しそうですが、(草かんむりの)藤はマメ科、(竹かんむりの)籐はヤシ科、まったく違う植物。観賞用として楽しめるのは藤のほうです。

藤の花が滝のように枝垂れる姿はとても幻想的です。この時期、藤まつりが開かれているところも多いので、近くの名所まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

  

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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