季節を表す「二十四節気」
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。
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二十四節気 - 4月20日ごろ
二十四節気の「穀雨(こくう)」は、「穀物をうるおす春雨が降る」ころで、種まきや田植えの準備に適した時期とされています。穀雨は春の節気の最後で、次の「立夏」から暦の上では夏がはじまります。
穀雨の時季には、九州から関東地方では藤の花が見ごろを迎えます。公園や街角の藤棚で、紫色の花が優美に揺れている様子を見かけることも多いのではないでしょうか。
藤はツル性の植物で、剪定(せんてい)して出たツルでカゴなどを作ることもできます。ツルで工芸品を作る植物としてよく知られているのは「籐(トウ)」です。どちらもツル性の植物で、字も似ているので混同しそうですが、(草かんむりの)藤はマメ科、(竹かんむりの)籐はヤシ科、まったく違う植物。観賞用として楽しめるのは藤のほうです。
藤の花が滝のように枝垂れる姿はとても幻想的です。この時期、藤まつりが開かれているところも多いので、近くの名所まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。