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夏至 げし

二十四節気 - 6月21日ごろ

二十四節気の「夏至(げし)」は、北半球では一年で最も昼の時間が長くなる日です。東京では、昼の時間が約14時間半で、最も短い冬至(とうじ)と比べて約5時間長くなります。

昼の時間は北へ行くほど長くなり、たとえば北海道の札幌では約15時間半になります。さらに北の北極圏では、夏至の前後は真夜中になっても太陽が沈まない「白夜(びゃくや)」となります。

◇気候と注意点
この時季は太陽が高く昇り、地表まで届く紫外線が最も強くなります。日本では梅雨にあたり、ぐずついた空模様の日が多いですが、それでも紫外線は届いているので油断は禁物です。雲が出ている日でも、晴れの日と同様に日焼け止めや帽子などのUV対策を怠らないことが大切です。

晴れた日の紫陽花

◇季節の言葉
夏至の日は、現在の暦では6月21日前後ですが、旧暦では5月にあたります。昔の日本人にとって5月は梅雨時であるため、「五月」と「雨」にゆかりのある言葉が生まれました。

五月雨(さみだれ):
現代の暦でいう6月ごろに降る雨、つまり梅雨の雨を指します。「五月雨式に」という表現は、梅雨時の雨のように物事がだらだらと続く様子を表しています。
五月晴れ(さつきばれ):
現代では初夏のさわやかな晴天を指す言葉として使われることが多いですが、もともとは旧暦5月の梅雨の晴れ間を指す表現でした。同じ意味の「梅雨晴間(つゆはれま)」という言葉もあります。

◇季節の食べ物
冬至の日の行事食としてはカボチャが有名ですが、夏至の日に全国で食べられる料理や食材は特に無いようです。とはいえ、そろそろ夏野菜が収穫されはじめるため、旬の食材は豊富です。その中でも、近年では夏至にトウガンを食べるとよいと言われることが多くなっています。

トウガン料理

トウガンは漢字で「冬瓜」と書き、また煮物にすることが多いので、秋から冬の野菜と思われがちですが、実は夏の野菜です。早い地域では6月ごろから収穫が始まり、夏に収穫したトウガンは、そのまま倉庫などに保管しておくと傷まずに冬まで食べられます。このことから「冬瓜」と呼ばれるようになりました。

ウリ科であるトウガンはその95%が水分という低カロリーな食材です。また、カリウムやビタミンC、食物繊維といった栄養が豊富に含まれています。さっぱりとした味わいなので、蒸し暑い日の晩ご飯におすすめです。

  

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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