川棚町の花粉情報
スギ花粉は2月上旬には九州や、四国・中国・東海・関東の一部で、2月中旬には関東以西の広い範囲で飛散開始となる見込みです。北陸と東北南部では2月下旬、東北北部は3月上旬から中旬にスギ花粉シーズンがスタートするでしょう。ほぼ例年並みのスタートですが、東海と東北では例年並みか早い予想です。東海では早くも1月上旬に飛散開始が確認された所があります。1月中の飛散量は少ないですが、2月には本格的な飛散となるでしょう。
スギの雄花は、初冬に冷え込みが厳しいと休眠打破が順調に進み、休眠から目覚めた後は、暖かいほど開花が早くなる傾向があります。この冬は、12月から1月半ばにかけて寒気の影響を受ける日が多くなりましたが、この先2月にかけての気温は平年並みか高く、3月の気温は平年より高くなる見通しです。このため、スギの雄花の休眠打破はおおむね順調に進み、休眠から目覚めた後は、寒さの和らぐ日が現れると雄花は順調に開花すると予想します。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めます。花粉症の方は、1月のうちから早めに花粉対策を始めるとよいでしょう。
1平方センチメートルあたりの花粉の個数を示しています。
- 少ない(~10)
- やや多い(10~)
- 多い(30~)
- 非常に多い(50~)
- 極めて多い(100~)
- 飛散前・飛散終了
長崎県の花粉の動き
スギ花粉
21日20時
ヒノキ花粉
21日20時
- 1平方センチメートルあたりの花粉の個数を示しています。
- 少ない(~10)
- やや多い(10〜)
- 多い(30~)
- 非常に多い(50〜)
- 極めて多い(100〜)
スギ花粉が非常に多く飛散する日が続くようなピークの時期は、福岡・高松・東京は2月下旬からの見込みです。3月上旬から中旬には、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台など広い範囲でピークとなるでしょう。各地とも、おおむね例年並みの時期で、ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。また、ヒノキの花粉のピークは3月下旬から4月上旬ころでしょう。3月の気温が高めに推移することから、ヒノキのピークは例年より早い予想で、期間は5日から2週間ほど続く見込みです。仙台はヒノキの飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れないでしょう。
強い風が吹く日や急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1平方センチメートルあたり100個以上観測される日もありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
2025年春の花粉飛散量は、前シーズン(2024年)と比べると、九州から近畿では非常に多く、北陸と関東甲信、東北南部も多い傾向です。東海は前シーズン並み、東北北部と北海道は少ないでしょう。九州から近畿などでは2024年に比べて大幅に増加する見込みです。