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2024年の桜開花レポート
「みんなの天気」でわかった
全国の桜の開花状況と傾向

Yahoo!天気アプリの使い方

Yahoo!天気アプリの「みんなの天気」では、ユーザーのみなさんから寄せられた桜の開花状況の投稿を元に、桜の開花の様子をまとめています。 今年は気温の影響で、地域ごとの開花タイミングの違いが目立っていました。投稿結果を通じて2024年の桜の開花について振り返り、その特徴を分析してみました。

2024年の桜開花前線

今年の桜開花は、3月に気温がなかなか上がらず、その影響で関東から西では多くの地域で平年より開花が遅くなりました。一方で、その後4月は気温がかなり高めになったため、東北や北海道の桜開花は平年より早くなりました。
参考)2024年のさくらの開花観測日、平年日(気象庁)

では、みんなの天気の投稿結果をもとに、桜前線の動きについて見ていきましょう。

気象庁の季節観測で今年最初の開花は高知から(ヒカンザクラの開花状況を発表している沖縄・奄美地方を除く)。
3月23日に開花し、その時点では多くの地域はまだつぼみの状態でした。去年(2023年)は3月14日に東京がトップで開花しています。

  • つぼみ
  • 開花
  • 見頃
  • 葉桜

今年、東京で開花したのは3月29日。去年より2週間以上遅い開花となりました。 関東以西では開花地域が半分程度に達していましたが、関東以北ではまだつぼみが多かったようです。

新潟では4月6日に開花の発表がありました。この頃には九州はすでに葉桜の状態になっていましたが、多くの地域では桜が見頃を迎え、入学式や始業式に桜が満開だった地域も。一方、北海道・東北は、まだつぼみが多い結果となっています。

4月15日には青森で開花。関東以西は、すでに葉桜になっていることがわかります。北陸・東北で見頃になりましたが、北海道は、まだつぼみの状況です。

そして、桜前線の最終地点である北海道の札幌では4月18日に開花が報告されました。
ゴールデンウイーク期間は、北海道ではまだ桜を楽しめたところもあったようです。

2023年との比較

次に、桜開花の投稿数でも2023年と桜の開花状況を比較してみました。

2024年3月23日

2023年3月23日

今年はつぼみのところが多く、投稿数自体が少ない状況でした。 一方、去年はすでに咲きはじめているところが多くなっていました。


2024年3月29日

2023年3月29日

今年はようやく各地で咲きはじめましたが、近畿~北海道はまだまだつぼみでした。 去年は関東まで満開の報告が多くなっていました。


2024年4月6日

2023年4月6日

今年は多くの地域で桜が見頃を迎え、入学式や新学期を桜のもとでむかえられた地域も多かったようです。去年は4月にはほとんどの地域で桜は散っており、入学式や始業式には葉桜になっていました。


2024年の桜開花の傾向

みんなの天気の投稿結果からわかったことは...
・前年の2023年より開花・満開・葉桜の各段階が約10日遅い地域が多かった
・投稿結果を比較してみると、開花・満開・葉桜への遷移で、昨年より九州が先行
・今年は満開の期間がやや短かった

今後も「みんなの天気」で投稿いただいたさまざまなテーマについて分析し、ご報告していきます。引き続き、みなさまからの投稿をお待ちしております!

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