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七夕に願い事をするのはなぜ?
おすすめの願い事は?

歳時記

7月7日は七夕。織姫と彦星が一年に一度、逢える日でもあります。この日が雨だと二人は会えないという伝説がありますが、梅雨の季節である新暦の7月7日の七夕は、どうしても曇りや雨の日が多くなってしまいます。

七夕はもともと、旧暦の7月7日(新暦の8月ごろ)に行われていた行事でした。もし、その年の7月7日が雨だったときは、旧暦の七夕にあたる「伝統的七夕」の日にまた夜空を見上げてみてもいいかもしれません。

参考)伝統的七夕について教えて(国立天文台)

また、七夕で短冊に願い事を書いて笹の葉に飾るようになった理由は、中国から伝わった「乞巧奠(きっこうでん)」という行事がきっかけだと言われています。「乞巧奠」は、針仕事を生業とする女性たちが裁縫の技術向上を祈願するお祭りでした。
そのため、習字や裁縫、工芸などの技術向上を願う事に特にご利益があるとされています。この習慣が時代と共に「短冊に書いた願いが叶う」という解釈に変わっていきました。

この本来の意味を考慮すると、七夕には「海外旅行に行きたい」「宝くじが当たりますように」よりも、「資格取得」「ピアノの上達」などの、仕事や趣味、習い事などについて願った方がよさそうです。

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