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天気予報で使われる地域の区分
天気の知識
天気予報でよく耳にする「西日本」「東日本」といった区分について、中間あたりの北陸や東海地方はどっちなんだろうと迷ったことはありませんか?
ここでは、天気予報における地域の区分を解説します。
気象庁では、「全般季節予報」などで全国の大まかな傾向を予報する際に、日本列島を「北日本」「東日本」「西日本」「沖縄・奄美」の4つに区分して情報を発表しています。
このうち、「北日本」は北海道と東北6県を指します。東北地方は「JR東日本」の営業区域でもあるので勘違いしそうになりますが、天気予報で「東日本」という場合には、東北地方は含まれません。
一方、「沖縄・奄美」は沖縄県と鹿児島県の奄美地方であり、迷うことはないでしょう。
それでは、東日本と西日本の境目はどこにあるのでしょうか。地図で見れば一目瞭然なのでさっそく見てみましょう。
天気予報でいう「東日本」の西端は福井県、岐阜県、三重県までということがわかりますね。天下分け目の戦いが行われた岐阜県の関ケ原町は東日本、すぐ西側の滋賀県米原市は西日本にあたります。
といっても、この境界で東西の天気がハッキリわかれるわけではなく、先述のとおり全国の大まかな傾向の予報で使われるものです。
お住まいの地域のきょう・あすの天気など、詳しい情報を知りたい場合には、都道府県や市区町村単位の予報を参照してください。