お天気コラム>サクラの開花時期がわかる「600℃の法則」とは?

サクラの開花時期がわかる
「600℃の法則」とは?

天気の知識

気象庁は毎年、全国のサクラの開花状況を発表しています。ここでいうサクラとは、主にソメイヨシノを指しますが、沖縄や奄美地方ではヒカンザクラ、北海道の一部ではエゾヤマザクラの開花状況となります。

よく知られているように、サクラの開花時期はその年の気温によって異なります。2月から3月にかけて、暖かい日が続けば開花が早まり、逆に気温の低い日が続けば、なかなか咲きません。

各気象会社などが全国の開花や満開の予想日を「桜前線」として発表しますが、簡単な計算で開花日を予想する「600℃の法則」や「400℃の法則」と呼ばれる手法もあります。

桜の開花

「600℃の法則」は、2月1日以降の最高気温(℃)の数値を毎日足し上げていき、600℃に達したときにサクラが開花するというものです。気象庁が発表している過去の最高気温や、今後の予想最高気温を見れば、開花予想日を自分で計算することができるというわけです。Yahoo!天気アプリを使えば、16日先までの予報をを使って開花日を予想できますよ。

とはいえ、必ずしも600℃に達したちょうどその日に開花するとは限らず、多少のずれが発生することも多いです。他の予想方法としては、「400℃の法則」という手法もあります。こちらはその日の最高気温ではなく、平均気温を足し上げていき、400℃に達する日を開花予想日とするものです。気象庁は過去の平均気温は発表しても予想平均気温は発表していないため、「600℃の法則」よりも予想は難しいかもしれません。

各気象会社は、他にもさまざまな手法を使って開花日を予想していますが、なにしろ自然が相手なので、ピンポイントで開花日を当てるのはなかなか難しいようです。「今年はどの気象会社の予想が当たるかな」というのを予想してみても面白いかもしれませんね。

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