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白露 はくろ

二十四節気 - 9月7日ごろ

二十四節気の「白露(はくろ)」は、秋の気配が濃くなり、朝方に露(つゆ)が降りるころ、という意味です。

「露」は、大気中の水蒸気が冷えて草木などに水分が付着したものです。夜間に晴れた日は、放射冷却の影響で地面が冷え、露が降りやすくなります。
日中はまだ暑さを感じますが、朝夕は涼しくなり、徐々に肌寒さを感じる日も増えてきます。

◇自然との関わり
この時期、野山を歩くと、「秋の七草」が目に入るようになります。七草がゆにも使われる「春の七草」は有名ですが、みなさんは秋の七草をそらで言えますか? 自信が無いという方は、この機会に覚えてみてはいかがでしょう。

秋の七草とは、萩(はぎ)・桔梗(ききょう)・葛(くず)・藤袴(ふじばかま)・女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)・撫子(なでしこ)の7つの花々を指します。春の七草の「せり・なずな...」と同じように、七五調のリズムで覚えやすいですね。

この中で、尾花とはススキの別名で、馬の尾に似ていることからそのように呼ばれます。十五夜のお月見ではお団子とともにススキを飾るのが定番です。

また、可憐なピンク色の花を咲かせる撫子は「大和撫子(やまとなでしこ)」とも呼ばれ、この別名は美しく凜とした日本の女性を称賛する言葉としても使われます。
秋の七草の一つではありますが、その開花期間は長く、春から秋にかけて見ることができます。花屋さんや公園などで撫子を見かけたら、ぜひその姿をじっくりと観察してみてください。

◇旬の食べ物
白露の頃にオススメしたい食材がナスです。ナスは6月頃から収穫できるため夏野菜として知られていますが、旬の時期が10月頃まで続くので、秋にも美味しく食べることができます。秋のナスは水分が多いので皮も実もやわらかく、種も少ないため、夏ナスとはまた違ったおいしさがあります。

ナスというと、深い紫色で、卵を細長く引き延ばしたような形が定番ですが、色は白や緑、縞模様のもの、形は球に近いものから30cmもある細長いものまで、さまざまな品種があります。それぞれ味や食感に特徴があるため、品種に合わせてさまざまな料理に使うことができます。

和食でよく使われるナスですが、じつは海外でもよく食べられています。中国の四川料理「魚香茄子」は素揚げしたナスを、甘辛酸っぱい味付けで炒めた一品。ナスの原産地とされるインドでは、焼いたナスをマッシュしてトマトや玉ねぎと一緒にスパイスで炒めた「ベイガン・バルタ」という家庭料理があります。また、フランスの郷土料理「ラタトゥイユ」はナスをパプリカ、ズッキーニなどの夏野菜と一緒にオリーブオイルで炒めてトマトと煮込んだもので、夏の定番料理となっています。

さまざまな料理に幅広く使えて、栄養もたっぷりのナス。この時期の晩ご飯にいかがですか?

       

季節を表す「二十四節気」

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。立春、春分、夏至など、季節の移り変わりを表す言葉として用いられています。

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