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熱帯低気圧と温帯低気圧の違いは? 

天気の知識

台風シーズンになると、ニュースや天気予報でよく耳にする「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」。言葉は似ていますが、実はそのしくみや特徴には大きな違いがあります。この2つの低気圧の違いと、台風との関係についてわかりやすく解説します。

◇「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の違い

熱帯低気圧とは
熱帯低気圧は、熱帯や亜熱帯地域の暖かい海の上で発生する低気圧です。
構造としては暖かい空気だけでできており、前線を伴わないのが特徴です。主に夏から秋にかけて発生します。台風に満たない、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s未満のものを指します。

温帯低気圧とは
温帯低気圧は、暖かい空気と冷たい空気がぶつかることで発生する低気圧です。
台風のような風速の基準はありません。構造としては、両者の空気の境目に前線が形成されるのが特徴で、この前線の影響で雨雲が広い範囲で発達し、春や秋など季節の変わり目に大きな天気の崩れをもたらすことがあります。
また、台風が北上して温帯低気圧に変わることがありますが、風や雨の範囲がむしろ広がり、被害が大きくなるケースもあります。温帯低気圧になってからも引き続き注意が必要です。

2つの低気圧には、発達する仕組みにも違いがあります。熱帯低気圧は、暖かい海面から水蒸気を取り込むことでエネルギーを得て発達します。そのため、海水温が高くなる夏から秋にかけて勢力を強めやすくなります。

一方の温帯低気圧は、暖かい空気と冷たい空気の温度差がエネルギー源です。特に季節の変わり目に寒暖差が大きくなると急速に発達して暴風雨をもたらすこともあります。

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