ニュースなどで「〇〇流星群が見頃です」という言葉を耳にしたことはありませんか。ここでは、流星群のしくみや、観察するときのポイント、注意点を解説します。
◇流星群とは
「流星」とは、宇宙空間にある塵(ちり)や小さな石が地球の大気に飛び込み、空気と激しく衝突することで光って見える現象のことです。
地球が太陽の周りを回る軌道上には、この塵がたくさん集まっている場所があり、地球がそこを通過するときには、多くの流星が発生します。これが「流星群」と呼ばれる現象です。
地球が塵の集まりを通過する時期は毎年ほぼ決まっているため、流星群は特定の時期にやってくるのです。
◇観察しやすい「三大流星群」
例年ほぼ同じ時期に見られる流星群の中でも、特に多くの流星が見られるのが以下の3つです。それぞれ以下のような違いがあります。
| 流星群の名前 | 見られる時期 | 特徴 |
| しぶんぎ座流星群 | 1月上旬 | 活動のピーク(見頃)が数時間ととても短く、観察するタイミングが大切になる流星群です。 |
| ペルセウス座流星群 | 8月中旬 | 流れる速度が速く、軌跡に「流星痕(こん)」と呼ばれる煙のようなあとが残ることが多いのが特徴です。 |
| ふたご座流星群 | 12月中旬 | 流星の速度が比較的ゆっくりで目で追いやすく、毎年安定してたくさんの明るい流星が見られます。 |
◇流星群の観察は「冬」がおすすめ
三大流星群のうち2つは冬にやってきますが、冬は星空観察にとても適した季節です。
冬の晴れた夜は、空に雲がほとんどなく空気が乾燥しているという条件がそろいやすくなります。
雲に邪魔されることなく空全体を見渡せるうえに、空気が澄んでちりや水蒸気が少ないため、星の光が遮られることなく真っすぐに届きます。
そのため、冬の夜空は星がくっきりと澄んで見え、流星を見つける絶好のチャンスになるのです。
◇流星を見つけるためのポイント
・空全体を広く見渡す
流星群には放射点(そこから放射状に星が流れるように見える点)がありますが、流星は空のどこにでも現れます。一か所を見続けるのではなく、のんびりと空全体を眺めるようにしましょう。
・暗闇に目を慣らす
明るいところから暗いところへ行くと、最初は星が見えにくいものです。スマートフォンなどの明るい画面は見ず、15分くらいは目を暗闇に慣らすことが大切です。
◇観察するときの注意点
・季節に合わせた対策を
屋外で長時間じっとしていることになるので、夏(ペルセウス座流星群)は虫よけ対策が必要です。また、冬(しぶんぎ座、ふたご座流星群)は想像以上に体が冷え込むため、十分な防寒対策をしましょう。
・レジャーシートが大活躍
立ったまま空を見上げ続けると首が痛くなってしまいます。レジャーシートを敷いて寝転がったり、リクライニングチェアを使ったりするのがおすすめです。
流星群を観察するには、雲のない晴れた空が欠かせません。流星群の時期が近づいたら、天気予報を確認し、防寒や安全に気をつけて夜空を楽しんでください。