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天気予報でもよく耳にする「放射冷却」とは?

天気の知識

放射冷却とは?
天気予報でもよく耳にする「放射冷却」。放射冷却とは、地表や物体が熱を赤外線として放射することで温度が下がる現象のことです。天気予報で使われる場合は、日中に温められた地面が夜間に冷えることで、地表付近の気温が下がることを指します。

少し難しく感じるかもしれませんが、身近な例で考えるとイメージしやすくなります。 たとえば、沸騰したお湯の入ったやかんは、火を止めてもすぐには冷めません。しばらくすると、やかんの表面から熱が逃げ、ゆっくり温度が下がっていきます。

夜の地面でも、これと同じことが起きています。 昼のあいだに太陽の光で温まっていた地面は、日が沈むと蓄えていた熱を少しずつ外へ逃がし、温度が下がっていきます。そして、冷たくなった地面で空気が冷やされることで、気温が下がります。

放射冷却が強まりやすい条件
放射冷却は、いつも同じ強さで起きるわけではありません。特に次のような条件がそろうと、より進みやすくなります。

・雲が少ない、晴れた夜
雲には、地面から出ていく熱を一部戻す「ふた」のような役割があります。
晴天で雲がほとんどない夜は、この「ふた」がないため、地面の熱が逃げやすくなります。
・風が弱い
風が弱いと冷えた空気がその場でとどまり、空気がかき混ざりにくくなるため、地面付近の気温がぐっと下がりやすくなります。
・空気が乾燥している
空気中の水蒸気は、地面から出ていく熱を吸収する働きがあります。乾燥して水蒸気が少ないと、熱が外へ逃げやすくなり、放射冷却が進みます。

夜の天気が「晴れて風が弱い」という予報の日は、翌朝に放射冷却で冷え込みが強まることがあります。朝の通勤・通学時には、いつもより暖かい服装がおすすめです。

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