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三日月は右向き? 左向き?

天気の知識
みなさんが頭の中で三日月(みかづき)の絵を思い描いたとき、その三日月は右が開いていますか? それとも左? 正しくはどちらでしょうか。正解はこのコラムの後半で。
◇三日月型とは
「三日月」とは、その名のとおり新月から数えて3日目の月を指します。ちょっとふくらんだ円弧の形をしており、「三日月湖」や「三日月型バッグ」のように、形が似ているものを表す表現としてよく使われます。
パンの「クロワッサン」も、三日月を意味するフランス語に由来する名前で、その形は確かに三日月に似ています。

英語では三日月を「crescent moon(クレセント・ムーン)」と呼びます。日本語の「三日月」とは異なり、英語の「crescent」には「3日目」という意味はありません。
語源は「成長」や「増加」を表す言葉で、月がだんだん満ちていく途中であることを意味しますが、欠けていく途中でこの形になった場合も、やはりcrescent moonと呼ぶそうです。
◇実際の三日月の向きは?
それではここで、正確な意味での「三日月」(新月から3日目の月)の形を見てみましょう。
右か、左か。写真を見れば一目瞭然です。

月の右端が光っていて、左側が開いている状態ですね。三日月はこの向きになります。
そして、意外に細いと思った方も多いのではないでしょうか。クロワッサンや三日月型バッグがこんなに細かったら、がっかりしてしまいそうです。みなさんが冒頭で思い浮かべた三日月に近いのは、4日目から5日目ぐらいの、もう少し太めの月かもしれません。
なお、満月の後の欠けていく途中に、右向きで三日月とほぼ同じ形になるのは26日目ごろで、「二十六夜月(にじゅうろくやづき)」という呼び方があります。
世界の国々の国旗には、三日月が描かれているものも多くありますが、その太さや向きは国によってまちまちです。先ほどの写真の三日月に近い形を国旗に使用しているのはトルクメニスタンです。もし興味があれば、いろいろな国の三日月が描かれている旗を比べてみてください。


