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半夏生

歳時記

半夏生(はんげしょう)は、日本の季節の移り変わりを知らせる大切な節目のひとつで、 夏至から数えて11日目ごろにあたります。

季節との関わり
この時期は、ちょうど梅雨の終盤にあたることが多く、雨が続いて湿気も高く、体に疲れがたまりやすいころ。
また、農作業の大きな区切りでもあります。田植えをするのが半夏生を過ぎると収穫量が減るとも言われ、農家にとっては「ここまでに終わらせる」という日でした。

そのため半夏生は、「働きすぎず、少し体を休める日」ともされていました。地域によっては、この日以降は畑仕事を少し休む習慣もあり、自然のリズムに合わせてひと息つけるタイミングでもあったようです。

季節の食べ物
関西では「タコを食べる日」として知られています。タコの足のように、稲がしっかりと根を張るようにと願う意味が込められているそうです。
香川ではうどん、福井では焼きサバなど、地域によって食べるものが異なり、それぞれの土地の風土が感じられます。

季節の花
半夏生のころには、「ハンゲショウ」が見ごろを迎えます。葉の一部が白く変わる独特の見た目で、まるでお化粧をしたようにも見え、季節の風物詩として親しまれてきました。

「ハンゲショウ」という名前は、半夏生の頃に見ごろを迎えることに由来するといわれています。 一方で、「半夏生」は「半夏(カラスビシャク)が生える頃」を意味する言葉。カラスビシャクは薬草として知られるサトイモ科の植物です。

忙しさの中でつい見過ごしてしまいがちな季節の節目ですが、半夏生は「少し立ち止まる」ことを思い出させてくれるタイミングでもあります。 湿気と暑さで疲れが出やすいこの時期、無理をしすぎず、体をいたわるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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