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フェーズドアレイ気象レーダー

ゲリラ豪雨の詳細な三次元分布を最短10秒で解析する新世代レーダー

フェーズドアレイ気象レーダーの検証期間は
2016年10月7日をもちまして、終了いたしました。

皆様からいただいたご意見・ご感想をもとに、今後の改善や本格的なサービスの提供を検討して参ります。

フェーズドアレイ気象レーダーの特徴

フェーズドアレイ気象レーダーと既存のレーダーとの最大の違いは観測のスピードです。

今までの一般的なパラボラアンテナでは一度に観測できる領域が狭いため、雲の立体構造を観測するには、アンテナの角度を変えて何度も回転させる必要がありました。

しかし、フェーズドアレイ気象レーダーは一度に観測できる範囲が格段に広いために、一回転で雲の立体構造を観測することができます。それにより計測にかかる時間が短縮され、なんと今までの10倍以上の高速化を図ることが可能です。

ゲリラ豪雨を事前に検知

フェーズドアレイ気象レーダーによって、ゲリラ豪雨や竜巻などの突発的で局地的な天候の変化を早めに検知して、事前にお伝えできるようになるかもしれません。

ゲリラ豪雨を引き起こす積乱雲は発生から消滅までが短く、出来始めてから豪雨を降らせるまでの時間はたった10分ほどです。そのため、観測に時間のかかる既存のレーダーでは検知が間に合っていません。

しかし、フェーズドアレイ気象レーダーであれば最速で観測に10秒程度しかかからないため、積乱雲が発生してから雨が降るまでに充分に対応ができます。フェーズドアレイ気象レーダーが広く展開されれば、ゲリラ豪雨という言葉もなくなるかもしれませんね。